お菓子作りの調理実習というのは乙女たちがいつになく奮闘するものである。

それを知ってか知らぬかわからないが、家庭科の先生は

《食中毒が流行ってるから作品の持ち帰りは禁止》という気の利かないことを言うものである。

しかし、そこをどうにかして持ち帰り、彼氏や好きな人に作ったお菓子を渡すのがお菓子作りの調理実習の最大の楽しみなのだ。

 

 

私は見かけは悪いが味は良い(と思う・・・)シュークリームを抱えて、テニス部の部室へ向かった。

部室のドアを3回ノックすると、中から 「どうぞ〜」と言う返事が返ってきた。

ドアを少し開け、中をのぞいた。

『あの、跡部くんいますか?』

中には着替え中の忍足くんがいるだけだった。

「跡部の奴はまだ来とらんで?」

『あ、ありがと・・・』

そう言ってドアを閉めようとしたとき、後ろから腰に手を回し抱き付いて

「アーン?俺がどうしたって?」

探し人の張本人が現われた。

 

私は少し(かなり)動揺しながら

『今日ね、調理実習で作ったんだけど・・・よかったら食べて?』

とシュークリームを差し出した。

「調理実習・・・?どうりで今日の・・・甘い匂いがすると思ったぜ。」

未だ腰に手を回されたままの体勢で更に顔を近づけて

「サンキューな。ありがたく頂くぜ。」

 

あまりにも至近距離に彼の顔があるもので・・・・顔が赤く染まっていくのが自分でもわかるぐらいだった。

 

「何、赤くなってんだ?可愛い奴だな(笑)」

『・・・っ何言ってんの///』

「こんなことでいちいち顔赤くしてたら、コレ以上のことなんてできねぇんじゃねぇ?(笑)」

完全にからかわれてしまっている・・・・。

意地悪な笑みを浮かべる彼に、着替えを終えて出てきた忍足くんが

「何言うてんねん、昼間から!跡部、オマエも早よ着替えな監督もうくる時間やで?」

忍足くんは跡部くんから私を救い出すかのように引き剥がし

「跡部虫っていう悪い虫がつかんうちに早よ帰りや?(笑)」

そう言うと、コートのほうへ歩いていった。

 

私も部活の邪魔をするわけにもいけないので、お暇することに。

『じゃあ、練習がんばってね!』

「あぁ、ありがとうな。気ぃつけて帰れよ。」

 

《うん》 と頷き、手を振り、彼に背を向け部室を後にすることに。

 

ー!!」

彼は私を呼び止めた。

「シュークリームの礼に今度のオフにデートしてやるよ!

 何処行きたいか考えとけよ!じゃあな!」

 

 

どこまでもマイペースな彼・・・振り回されてみるのも案外イイかも・・・。

 

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よくわからん話だわ・・・アチシには乙女心はわかりませんι

シュークリーム・・・調理実習しましたよ!この調理実習は面白かった!

皆でグルになってとある子のカスタードクリームの中にこっそりとタバスコを入れて・・・タバスコシューを作った(笑)

まんまとハマってくれて大成功!あのときの彼女のリアクションは忘れませんな(笑)

これまた不味いタバスコシューで・・・あの味も忘れられませんな。

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